2019年12月にアメリカで子宮動脈塞栓術を受けるまでの記録です。

続きです。
婦人科手術専門医のコンサルテーション
子宮筋腫検査をしてきたのが8月初旬。
検査結果をもとに、婦人科手術専門医のコンサルテーションの予約が取れたのが9月末日。やっとドクターに会えました。
診察で言われたのが、子宮筋腫もあるけれど、それは小さく問題がない。しかし、程度のひどい子宮腺筋症が広範囲にあるので、重い生理痛の原因はこれだと言われました。
ドクターから解決方法の提案
解決方法としては3種類。
1. Mirena(避妊具として開発された、子宮内黄体ホルモン放出装具)を装着する。一番身体に負担がかからない。効果は約70パーセント。
2. UAE (Uterine artery embolization) もしくはUFE(Uterine Fibroid Embolization)とも。つまり、子宮動脈塞栓術。放射線医の施術により、動脈からカテーテルを入れて子宮動脈を塞栓物質で防ぐ。入院、回復期間が短い。再発の可能性もある。
3. Hysterectomy、子宮摘出術。完全に生理痛等症状からは解放される。
治療法に悩む
閉経まで、非常に辛い生理痛、月経過多、子宮肥大化による内臓圧迫で頻尿や胃腸の不快さを我慢するのは耐えられず、何かしらの方法で改善したい、しかし、どの治療法にするか非常に悩みました。
頻発月経もあったので、ひと月のうち半分生理じゃないかと思うくらいでした。
子宮摘出術?
数年前からは、次第にひどくなる貧血とひどい痛みとあまりの量の多さに、毎回悩まされていました。
夫はその状況を見ているので、摘出して楽になったら? チャーグストラウス(EGPA/好酸球性多発血管炎性肉芽腫症) の持病だけでも辛いんだから、生理から解放されたら悩みと痛みの原因が一つは減るでしょう? と。
同じように腺筋症に悩み子宮摘出術を受けた方のブログなども読みあさりました。ほぼ皆さんがやってよかったと書いておられるので、いったんは摘出術に傾いたのです。
でも、怖い。。。
それから、リウマチ科のドクターにも一応、EGPA の治療に差し支えのある治療法はないか確認するために問い合わせをしたら、摘出術はその後、精神的にも大きな負担をかけるから、そのストレスが影響する可能性はあるかもしれない。けれど、あなたがどれを選んでも尊重するわ。という優しいお返事をいただきました。
それからまた幾晩も考えました。
子宮動脈塞栓術に気持ちが傾く
どうしても、摘出しか方法がないと言われたら諦めがつくでしょう。でも取ってしまったら戻せない。その前に他の方法を探ってみようと思いました。
日本ではUAEと呼ばれる子宮動脈塞栓術は、子宮筋腫治療法で数年前からようやく保険診療になったようですが、腺筋症ではまだのようです。
アメリカでは、放射線科医による適応判断と保険会社の承認を得られなければ、この治療を保険内で受けることはできません。できるかどうかを確かめるために、まずは放射線科医のコンサルテーション予約を取りました。婦人科手術専門医とはまた違う分野のドクターに診てもらう必要が出てきたのです。
予約は1ヶ月後。前に進みたくてもなかなか進まない日々でした。
Top画像はTrader Joe’sで買ったYellow Peach。大好きなWhite Peachが待ち遠しいです。ちなみに9から始まる5桁の数字がついているものはOrganic製品です。
コメント
yuriさま コメントありがとうございます。今からコンサルテーションを受けられるとのこと、緊張しますよね。病院と保険問題、アメリカは本当に訳がわからないことが多くて苦労が絶えませんよね。メールさせていただきますね!
はじめまして🌹
アメリカでのUAEのことを検索していて、こちらにお邪魔しています。
共通点も多々あり、興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。
私もいろいろ迷い、今、ここ、☝️放射線科のコンサルテーション予約を入れたところです、、。
もし良ければ、病院と保険のことを少しお伺いしたいのですが、、
コンタクトのページから送れなかったので、こちらに書いてみました。
よろしくお願いします。😊