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映画「日日是好日」- 茶道とわたし

点てた抹茶 diary

最近、「日日是好日」の映画を観ました。樹木希林さんと黒木華さん主演の映画です。
ずいぶん前に原作も読んでいました。

日日是好日ーお茶が教えてくれた15のしあわせ

日日是好日文庫本

黒木華さんの演じる大学生の主人公典子さんが、お茶と出会い、お稽古を続けていくことを通して自分を見つめ直し居場所を探していくお話です。
移りゆく季節のなかでゆったりとした時間が流れ、典子さんの心のうちとお茶のお点前が次第に上手になっていく様子が重なり、とても上質な映画だと思います。

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感想(0件)

何度も観たいと思えるいい映画でした。

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茶道が書物でも映像でも取り上げられると、自分が毎週お茶のお稽古をしていた頃のことが否が応でも思い出されます。

 

茶道とわたし

大学入学してからクラブ活動で始めた茶道部。表千家も裏千家もありましたが、入部したのは裏千家。母が若い頃少しだけお稽古したことがあると聞いたから、というだけで選びました。

大学で茶道を始めたきっかけ

数あるクラブからなぜ茶道部を選んだのか。
文学部でしたので、日本の文学を学ぶ上で、歴史にも影響を与えた茶道と千利休に興味があったからですかね。もちろん所作を身に付けたいということもありましたが。

映画の主人公と同じように、初めはまったくなんの知識もなく、足元も手元もおぼつかない新入りに先生や先輩が丁寧に教えてくださいました。

樹木希林さん演じる武田先生が、なぜこのようにするのかと考えなくていいの、まず形から入るのとか、何度も同じことをしていると手が自然に動くようになるから。などというようなことをおっしゃいますが、本当にその通りで、毎週毎週同じ手順でお稽古していると、頭より手の方が勝手に自然に動くようになるのです。

茶杓と茶筅

卒業後も続けたお稽古

大学を卒業してからも、週に一度のお稽古通いは続きました。先生が都心のとても通いやすい場所を借りてくださっていたので続けられたのだと思います。

その後、お稽古場所としてお借りしていたお宅の一帯が取り壊されて開発されることになり、少し郊外の先生のお宅で行われ、先生がご高齢で体調を崩されるまで続きました。そののちもお弟子先生のお宅で渡米するまでお稽古させていただきました。

少しおやすみしたりすることもありましたが、通算13,4年くらい続けました。
茶名と準教授の許状もいただくことができ、茶名披露のお茶事を同窓生と神谷町で開いたのはいい思い出です。

服紗と扇子

着物

着物の着付けも習いに行きました。お茶会が頻繁にあったので、自分で着付けられないと毎回美容室などに行くことになりますから。母は着付けられなかったのです。

祖母は和裁を仕事にしていたので、祖母が母と叔母に作った着物を着ていました。そのうち、自分の好みのものが欲しくなり、何枚か作ってしまいました。(散財してしまいましたw)

マインドフルネス

それから、少し前から聞くようになったマインドフルネス。つまり、「今」に集中することです。
お茶のお点前をしているときは、まさにこのマインドフルネスと同じなのです。
集中してお点前している時は、お湯が沸くしゅんしゅんという音と自分の動きで擦れる着物や洋服の衣ずれの音しか聞こえません。他のことなど考える余地がまったくないのです。

集中力はかなり鍛えられたのではないかと思います。

渡米してから

アメリカにきて、何かしらこの経験が役に立つことはあったかな、と考えると、ボランティアとしてお茶会等でお点前を披露したりお手伝いをさせていただいたことでしょうか。

ニューヨークにも裏千家の支部がありますが、入会するのがかなりの順番待ちだと伺いました。

自宅で教えたらいいのに、とよく言われますが、お稽古する環境とお道具を揃えることはかなりの資金力がなければ難しいことだと思います。

そこまで本格的なものではなく、マナーの一つとしてさわりだけ少し学びたい、という方にでしたら出来るかもしれませんが。

つまり、現在、かなりの時間とお金をかけて学んだことがまったく生かせていない、ということに、たまにゾッとして落ち込むことがあるのです。いったい私は青春時代、何をしてきたのだろうと。同じ歳月、もっと違うことに専念していたら手に職がついていたのではないか、などと。

お道具を揃えられるような資産家になるべく努力(自分or結婚相手)しなければならなかったのでしょうね。

そのような打算的なことを考えるようになったのは、こういう時代だから? アメリカにいるから?
昔の私があまちゃんだっただけですかね。

着物を自分で着付けられるようにしていたことは、すごく役に立ちましたよ。ボランティアの時には他の方の着付けをして差し上げたりできましたしね。

茶道とわたし

ただ、一つのことを継続してお稽古したことは、私という人間の一部になっており、特に所作や芸術センス、お料理を作ったり味わったりすることの全てに影響していると思っています。器や掛け軸などいいものを見続けることで養われる感性もあると思います。

やはりそれはお稽古していて良かったと心底思うことです。若い頃褒められることも多かったですしね。
仕事柄ご年配の方とお食事をすることが多々あったのですが、恥ずかしい思いをしなくて済んだことは本当に良かったと思います。
様々なお茶事やお茶会に亭主側として、お客様として席入りさせていただいた経験は、今考えるとそうそう出来ることじゃないと思うのです。

 

お抹茶と栗最中

むかし、先生にいただいた茶碗で一服点てました。栗最中がちょうどありました。

抹茶茶碗

家で楽しむことくらいしか今はしていませんが、やはりお茶をお稽古してきて良かったのかなと思います。

お抹茶は栄養もあるし、マインドフルネスの時間にもなりますし、また頻繁にお茶を点てましょう。

 

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